1日1快食ダイエットとは?その効果は?痩せた理由は?
【注目記事】「すっきりフルーツ青汁」で痩せる効果的な飲み方とは? 【人気記事】DHA&EPAサプリの比較!どれがいい?みやびvsマイケアvsきなりの魅力とは?gojbmさん ダイエット実施年齢33歳、事務職、女性、163cm
子供の頃からいわゆる肥満児で、学生の時も80㎏オーバーでした。20代の頃は人並みに恋をしてボクサーのようなハードな食事制限をして20㎏近くあっという間に痩せたのですが、恋も終わりを迎えることには、体重も元通りに。
その後30代に突入し、健康診断でもメタボがひっかかるようになってきました。
体重も80kgに戻っていたので一念発起してダイエットに取り組くむことを決意しまいた。
ここでは、私があるクリニックを受診して実践した1日1快食ダイエットの体験をご紹介します。
目 次
1日1快食ダイエットとは
脳疲労を解消するダイエット法?
20代の頃のようなやみくもなダイエットは体を壊すだけだとわかっていたので、健康的に痩せるダイエット法を模索しました。
私はもともとあまり朝食を食べる習慣がなかったことと、逆に夕食を控えめにすることが苦手という特徴があったので、1日1快食ダイエットは私にぴったりの方法でした。
1日1快食というのは、1日1回は美味しい!と心から満足する食事をすることです。
そのかわりあとの2食は水分や軽めの食事に抑えます。
1日の中で快食するのは朝でも昼でも夜でもどこでもいいのですが、仕事もしていましたし、毎日のライフスタイルを考えると、仕事を終えてゆっくり時間がとれる夕食に重きを置くのが私には一番適していました。
そしてこの1日1快食ダイエットでもう一つ重要な事は黒糖を摂取することでした。
肥満は脳の疲労が原因で食欲が異常になるというのがこのダイエットの考え方です。
そして脳は糖分からしかエネルギーを吸収できない?ので、栄養価の高い黒糖を摂取することにより、脳疲労を解消するというものでした。
1日1快食ダイエットのやり方は?
具体的なやり方はまず、朝食は味噌汁や紅茶などの水分中心食で済ませます。
紅茶には黒糖をたっぷりいれて、甘い紅茶にすると、不思議と空腹感なく昼まで過ごせました。
昼食は黒糖、りんごなどを食べて簡単にすませます。
それだけでは空腹が抑えられないときは、おにぎりなどをつまみました。
さらに黒糖は好きなだけ食べることができます。
するとまた飢餓感なく夕食まで過ごせます。
私は間食がやめられない人間だったのですが、黒糖をいつもかじっていたので、あまり空腹を感じず、お菓子にも手が出ずにすみました。
そしてようやく待ちに待った夕食は体に良いもので、美味しいと思うものを量を気にせずたっぷり食べる事ができるのです。
できれば和食が望ましいのですが、最初の頃は、本当に揚げ物や丼もの、ラーメンなど好きなものを好きなだけ食べていました。
ただ唯一、サラダを必ず先に食べることだけを自分の中でルール化していました。
1日1快食ダイエットの効果は
途中の挫折期間でリバウンドも
1日1快食をはじめてから最初の1週間で約2kg落ちました。
1週間の中で特に飢餓感もなく、こんなに簡単でいいの?と思うほどでした。
その後数週間は順調に体重も落ちてきたのですが、途中黒糖を食べる事に飽きてしまったり、どうしてもランチを付き合いで外食しなければならない日などが重なると少しリバウンドしてやる気をなくしたりといった挫折期間もありました。
一度挫折すると感が鈍るというか、1快食のやり方が自分の中でだんだん崩れてくるのです。
ルールを守っているつもりで実は守れてない、昼食も夕食もなあなあに食べてしまう日が続き、せっかく開始から1か月で5kg落としたのが3kg戻ってしまいました。
1週間の入院でファイスティング実践
そこからはなかなか先に進まずやめかけたのですが、このタイミングでファスティングをしたら?とクリニックの先生から勧められ、1週間の入院でファイスティングをしました。
病院に入院してのファスティングですのでさすがに意思の弱い私でも1週間続けることができました。
4~5日は回復期といって、4日目昼から重湯、夜は3ぶ粥です。5日目は昼は五分粥、夜は和食定食で、6日目朝退院です。
ファスティングの間は一切運動はせず、病院の個室にとじ込もって、本を読んだりテレビをみたりのんびり過ごしました。
入院費用は約10万円でした。
退院後はみるみるうちに効果発揮
ファスティングを終えると5kg落ちていました。
その後改めて開始した1日1快食はみるみるうちに効果をだし10kgほど落ち、ファスティング前の80kgから半年で15kg減の65kgになりました。
BMIが25%を切り、10年ぶりに肥満から脱出することができました。
1日1快食ダイエットで 痩せた理由は
黒糖で糖分を摂取しているので、血糖値が下がらず、空腹を感じずにすむので意外と苦労がなく結果を出せました。
甘いもの好きの私には最適なダイエット方法と実感しています。
退院後、和食中心に沢山の食材をとるのが理想的ではありましたが、あまりそれは意識せず、食べたいものを食べてました。
中華や肉類、丼もの、ラーメンなどもです。
ただ、ファスティング後かなり食欲が控えめになったので、腹八分目で辞めることができるようになったのが一番の成功の理由だと思います。
運動は苦手なので、あえて運動はしませんでした。
仕事は事務職なので、通勤時間しか体を動かしてませんでした。
ダイエットアドバイザーの寸評
今回の体験談の1日1快食ダイエットは肥満の原因を「脳の疲労」としてその解消を図ろうとするものです。 でも、肥満原因って、同じ人でも年齢や生活習慣などにより様々な要因が複合しており、変化するものです。それを「脳の疲労」とのみ決めつけるこの方法を継続的に採用するのはリスクがあると思われます。
体験談にあるようにリバウンドのリスクもありますし、その度ごとに入院するのは、コスパ面で心配です。
また、脳は騙されやすい器官です(参考文献参照)。誤った情報の入った脳の疲労を解消するのはその誤りを許容することでもあり、いかがなものかと思います。 例えば、ニコチン中毒の人に喫煙を勧めるようなものではないでしょうか。
なお、記事中にある「脳は糖分からしかエネルギーを吸収できない」という旧来の常識は、現在では否定されています。(糖新生、ケトン体の存在)
一方、近年は「糖質の摂り過ぎが肥満の原因であり老化も早める」という情報もあり有力視されてきています。

また、営利目的の医者や病院が患者の健康面に最終的に責任を持ってくれるわけではありません。責任を持てるのは自分自身です。
正しい知識を得て、真に自分に合った正しいダイエット法を身に着ける必要があります。 それには、誤った生活習慣を改善するぞという強い意思力も必要でしょう。正しい知識を脳にインプットすることで意思力を高めることができると思います。
参考文献:考える腸-ダマされる脳(のぞき見可能)