糖質制限のダイエット 効果は?体脂肪が減る理由は?インスリンが脂肪分解を抑制する?
【注目記事】「すっきりフルーツ青汁」で痩せる効果的な飲み方とは? 【人気記事】DHA&EPAサプリの比較!どれがいい?みやびvsマイケアvsきなりの魅力とは?近年、糖質制限のダイエット効果を示すエビデンス(科学的根拠)が内外で発表され、注目されています。
ここでは、糖質制限のダイエット効果の他、糖質制限にはダイエットを強力に後おししてくれる効果もある理由をご紹介します。
目 次
糖質制限のダイエット効果は?
肥満を招く元凶は肥満ホルモンであるインスリンの過剰分泌です。
そして、インスリンの分泌を招くのは3大栄養素のなかで唯一、糖質だけです。
したがって、「糖質の過剰摂取がインスリンを過剰分泌させ肥満を招く」という仕組みです。
糖質制限をしていれば、インスリンの分泌を最小限にとどめられるので、ダイエットに効果的なのです。
それ以外にも糖質制限にはダイエットを強力に後おししてくれる効果があります。
糖質制限で体脂肪が減る理由とは?
糖質制限のダイエットを強力に後おしする効果とは、常に体脂肪が燃える体質に変わることです。
糖質制限で体脂肪が燃焼しやすくなる
エネルギー源になるのは、食べてカロリーになる糖質、脂質、たんばく質の3大栄養素です。
このうち日常生活で主にエネルギー源になるのは糖質と脂質ですが、そのうち糖質を制限するとなると、消去法で脂質(体脂肪)が使われやすくなるです。
その体脂肪は、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」として蓄えられています。
体脂肪の正体は中性脂肪なのですが、さらに細かくいうと中性脂肪は3個の「脂肪酸」と1個の「グリセロール」で構成されています。
この中性脂肪が体内で分解されると脂肪酸となり、脂肪酸は全身の細胞のなかにある「ミトコンドリア」という細胞小器官でエネルギーに変換されます。
ミトコンドリアは体内で唯一、脂肪を燃焼してエネルギーに変換できる〝エネルギー生産工場″のような役割を担っているのです。
糖質制限でケトン体の合成が活発になる
一方で中性脂肪の分解物である脂肪酸から、肝臓で「ケトン体」という物質が合成されます。
このケトン体もミトコンドリアでエネルギー源として日常的に利用されています。
糖質制限をすると、肝臓でケトン体の合成が活発になります。
脂肪酸にケトン体が加わり、「脂肪酸+ケトン体」というエネルギー系が確立されると、体脂肪がより効率的に消費される体質になるのです。
インスリンが脂肪分解を抑制するとは?
ところが、糖質をとるとその度にインスリンが分泌されて、中性脂肪の分解にストップをかけてしまいます。
すると「脂肪酸+ケトン体」はエネルギー源になりにくく、「糖質+グリコーゲン」中心のエネルギー系がメインになって、体脂肪の燃焼が滞ってしまうのです。
平均的な日本人は摂取カロリーの約60%を糖質が占めているわけですから、多くの人は体脂肪の燃焼が滞っていると想像できます。
したがって、中性脂肪の分解を継続させるためには、インスリンの分泌を抑制する糖質制限が効果的なのです。