肥満のメカニズム|脂肪細胞の働きとは?食べ過ぎで起こる悪循環のリセット方法は?

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あなたは、脂肪はお腹まわりにつくためか、なんとなく塊となってお腹にたまっているという印象をもっていませんか。

実は脂肪は、細胞でできています。

私たちの身体はたくさんの細胞で構成されていますが、脂肪もまた「脂肪細胞」が集まってできています。

この脂肪細胞が余った糖分や脂肪を取り込み、調整してくれているのです。

ところが、食べ過ぎの状態が続き、太るとこの脂肪細胞の働きは悪くなるのです。

ここでは、脂肪細胞の働きと食べ過ぎで起こる悪循環、及びそれをリセットし正常化する方法をご紹介します。

脂肪細胞の働きとは?

ストックしている脂肪を分解する

脂肪細胞は、血管のまわりを取り囲むようにして存在していて、必要に応じて、ストックしている脂肪を分解して血液に流しています。

それらの分解された脂肪はだいたい、活動用のエネルギーとなって消費されます。

一部は再び脂肪に戻ります。

血糖値や中性脂肪値をコントロールする

食事をすると血液の中に糖や脂肪が増えていきますが、余分なものは脂肪細胞が取り込んでくれます。

その結果、多少食べ過ぎたとしても、血糖値も中性脂肪値もコントロールされ、本来はあまり上昇しないメカニズムになっているのです。

ただし食べすぎる状態が続くと?

ところが、消費しきれない量を食べすぎる状態が続くとどうでしょうか。

脂肪細胞はがんばって取り込んで大きくなり、数も増やしていきますが、キャパシティには限度があります。

それを超えると取り込めなくなった糖や脂肪が血液中にとり残され高血糖や中性脂肪の高い状態が続き、病気になってしまうのです。

つまり、太ると、脂肪細胞が正常な働きをしなくなり、糖尿病動脈硬化などを引き起こしやすくなるのです。

食べ過ぎると起こる悪循環とは?

脂肪細胞は、糖や脂肪を取り込むだけでなく、別の働きもしています。

血液中に糖が増えていくと膵臓からインスリンが出て、糖をどんどん細胞内に取り込んでくれます。

筋肉細胞は血管から糖を取り込み、運動時に筋肉で燃やしてくれるわけです。

インスリンは糖から脂肪を作る働きもしています。

肝臓がエネルギーとして使われなかった余分な糖や脂肪を蓄えてくれます

正常な脂肪細胞は「アディポネクチン」という物質を出し、これがインスリンと一緒に働くと、インスリンの効果を強化します。

ところが、脂肪細胞が肥大化すると、分泌量が少なくなり、インスリンの作用が弱くなっていきます

また、脂肪細胞から分泌されるレプチンは、満腹感にも関わっています。

血液に乗って脳に達し、満腹中枢を刺激して、「お腹がいっぱいになった」と知らせてくれるのです。

レプチンがあまり出なくなると、満腹感がないので、さらに食べ過ぎてしまい、取り込める量も減りますから、さらに太ってしまう‥…・という悪循環におちいります

つまり、食べ過ぎによって、脂肪細胞が肥大すると、以下のような状況になってしまうのです。

食べ過ぎると起こる悪循環

1.糖や脂肪の調整能力が減ってしまう
2.インスリンの作用が弱まってしまう
3.食欲がコントロールできず、食べ過ぎてしまう⇒1.へ戻る

アディポネクチンは糖尿病や動脈硬化、高血圧を防ぐ作用もあります。

日本人は欧米人に比べて、アヂィポネクチンをつくりにくい体質の人が多く糖尿病や動脈硬化になりやすいのはこのためでもあります。

つまり、「太る」というのは、脂肪細胞の働きが悪くなることとイコールです。

食べ過ぎの悪循環をリセットする方法は?

食べ過ぎの悪循環をリセットし、脂肪細胞の働きを正常に戻す方法はズバリ肥満解消です。

ダイエットは単にスタイルの問題ではなく、脂肪細胞の働きを正常に戻すことなんです。

朝食を抜いて食事の回数を減らすより、回数を増やす方がいい理由もこのためです。

脂肪細胞が処理できる量は決まっていますから、これをオーバーすると脂肪細胞が大きくなります。

食事の回数が多いほうが1回に食べる量が少なくなります。

少ない回数で 同じカロリーを取るより、回数を増やすほうが太らないのはそういうわけなのです。

 

【チェックポイント】

  • 脂肪細胞の能力を超えて食べるから太る
  • 食事回数が多いほど太らない。
  • 肥満のメカニズムと脂肪細胞の働きを知って賢く食べましょう。
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