白いご飯は日本の伝統食か?日本人の食事の変遷から見える現在の問題点は?

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「日本人の主食はコメ」というのが、ごく一般的な”常識”となっています。

専門の学者のなかにも、「日本人は昔からコメが主食だった」という言い方をする人がいます。

食事には文化や習慣と深く関係する部分があるので、たしかにそういう見方もできますが、人類の歴史という大きな観点から考えた場合、それは適切な説明といえるでしょうか。

ここでは、私たちが現在食べている白いご飯の食事が日本の伝統食といえるのか?そして、それが身体に適しているのかなどを検証するため、日本の食事がいつ、どのように変化したのかを
人類の歴史という大きな観点から明らかにします。

白いご飯は日本の伝統食か?

農耕が始まる前の人類の食事

地球上に人類が出現したのは600万年前とも400万年前ともいわれます。

集落をつくって、農耕をはじめたのは、約1万年前です。

かりに人類の歴史を400万年とすると、そのうちの399万年間は、採取、狩猟・漁労をもとに食材を得ていたことになります。

つまり、季節に応じて、きわめて多楯多様なものを食べていたのです。

農耕が始まってからは

それが、農耕がはじまったことによって、食物の安定した供給がはかれるようになり、同時に、食材に穀物の占める割合が急激に大きくなっていきました。

しかも、日本の場合ならコメと、ヒ工やアワなどの雑穀、外国では小麦、地域によってはトウモロコシなど、常食する食材が偏った、少ない種類になっていきます。

それがこの1万年のあいだのこです。

日本人の食事の変遷|いつ変化した?

白いご飯は日本人の伝統食?

日本人の食卓にのぼるご飯が雑穀から真っ白いコメだけになったのは、ごく最近のことです。

西洋では、1940年代から、日本でも戦後の1950年代になって、穀物を精製して食べるようになりました。

つまり、日本人がいまのような白米を食べるようになったのは、たかだか数十年前からであって、長く続いてきた伝統的な食習慣とはいえないのではないでしょうか。

そんなに短い期間に、食べものを消化・吸収する体内の構造が根本的に変わってしまうことはありえません。

しずれにせよ、人間が穀物を栽培して食ベるようになったのは、400分の1の歴史でしかありません。

 

現在の食材が適しているか?

いま食べている食材が、人の身体にとって本当に適したものであるかどうかは、人類の歴史から見ても疑問が残るのです。

新石器時代には、日本人はすでに定住して穀物を栽培していました。

その時代と大きく異なるのは、現代の日本人のタンパク質摂取量が半減している点です。

また、食物繊維の摂取量は、1/4から1/5くらいにまで大きく減ってしまっています。

農耕がはじまってからを比較しても、私たちの身体のしくみはそのままなのに、食事のほうが大きく変わってしまったのです。

 

日本人の食事の現在の問題点は?

食物繊維がいちじるしく減少!

日本人の食事で、戦後になって急激に変化したのは、食物繊維がいちじるしく減少したことです。

食物繊維を多く含む食材は、根菜、とくにゴボウなど細いタイプのものや葉物野菜、海藻類などですが、これらの摂取量はとくにここ数年で激減しています。

食物繊維摂取量 減少の影響

食物繊維の減少とともに、花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー系疾患が激増し、免疫との関連も指摘されています。

食物繊維は栄養素ではありませんが、これを十分に摂取していないと便秘がちになることはよく知られています。

注意しなければならないのは、食物繊維の減少によって、日本人の腸内環境が激変してしまった点です。

40歳を過ぎたころから、腸内細菌のバランスは崩れてくるといわれています。

たとえば、おならや大便のにおいがきつくなったり、便秘と下痢をくり返しがちになるなど、おなかの不調が増えてきます。

こうした点も、食物繊維摂取量の減少と密接に関係しています。

参考記事:40代以降だからこそ太りやすい?太る要因は?ライフスタイルは?

食物繊維摂取量 減少の原因

食物繊維が減った最大の原因は、加工食品の割合が増えたことでしょう。

日本人の主食といわれるコメにしても、いまは、精製され、胚芽まで削り落とされた純白のコメになっています。

 

ここには食物繊維はほとんど含まれていません。

ほとんどが糖質です。

そしていま、糖質の過剰摂取が大きな社会問題になってきています。

 

なお、糖質の過剰摂取による社会問題については、次の記事をご覧ください。

人類の食の歴史から見る!糖質の過剰摂取が糖尿病を増やすわけは?

 

 

ダイエットアドバイザーのコメント

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