食べる量が減ったのに太るわけは?朝食抜きが肥満の原因?時間 栄養学への変化とは?

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飽食の時代といわれる現代ですが、実は以前に比べて食べる量が減っているという事実をご存じでしょぅか?

栄養学的に日本人が1日に必要とするエネルギー摂取量は2200キロカロリーといわれていますが、実際のエネルギー摂取量は1874キロカロリーしかないのです。

それにもかかわらず、「痩せたい」「いまダイエット中で……」という人は、どの世代にも非常に多くいます。

つまり、ダイエットに成功せず痩せていないのです。

それでは、1日に食べる量が減っているのに、どうして痩せないのでしょうか?

食べる量が減ったのに太るのはなぜか?

「食べていないのに太る」の疑問?

「食べていないのに太る」という人がかなりいるようです。

もちろん40代をすぎると、20~30代の頃に比べれば代謝も落ちますから、当時と同じ量を食べていたら、少しずつ太ってしまうでしょう。

しかし、ダイエットをしている人の声に耳を傾けてみると

「同僚のA子さんに比べて、ふだんから明らかに私のほうが食べている量は少ない。なのに彼女はスリムで、私はぼっちゃり。どういうこと?」
という人がとても多いのです。

また実際問題として、1日の栄養所要量を守っているのに、太る人がいるのです。

この疑問については、長い間、栄養学の世界でも解決できずにいました。

「時計遺伝子」の発見とは

しかし、その疑問が「時計遺伝子」の発見で説明できるようになりました。

時計遺伝子とは、ひと言でいえば、「人間の身体のなかに備わっている時計」のことです。

朝目覚めて、昼間活動し、夜になると眠るという人間の1日のサイクルも、時計遺伝子が予測して準備しているために起こっているのです。

たとえば時計遺伝子は日の出を予測して、その数時間前から睡眠のホルモンを減らし、活動に必要なホルモンを増加させます。

ですから、みなさんは起きてすぐに活動できるのです。

この発見によって、同じ食べ物であっても、食べる時間によって食べ物の吸収率や代謝など身体への影響に大きく差が出ることがわかりました。

とくに重要な鍵を握るのが朝食です。

 

朝食抜きが肥満の原因?

食生活パターンと肥満危険度の調査結果は

アメリカ人の食生活パターンと肥満危険度を調査した研究では、「朝食を食べない人は、朝食をとっている人よりも太る」 という結果が出ています

このデータを性別と年齢で補正すると朝食を食べない人は、カロリー摂取が少ないのに、朝食を食べている人の5倍も太っているのです。

さらに多数のアメリカ人を対象にした国民栄養調査でも、朝食を食べない人は、パンやシリアルの朝食を食べた人と比べて、明らかに肥満していました。

朝食を抜くことは、痩せるどころか太ってしまうのです。

いったいどうして朝食を抜くと、こんなに太ってしまうのでしょうか?

朝食を抜くと太る!?

これまで栄養学では「1日に何をどれくらいの量、食べればいいのか」という視点で研究がなされてきました。

そのため、1日の必要摂取量をきちんと食べていれば健康になり、太ることもないと考えられてきたのです。

ところが、時計遺伝子の存在が明らかになったことにより、私たちの身体をつくっている細胞には時を刻む体内時計があり、それが食事や活動、睡眠といった身
体リズムをコントロールしていることがわかりました。

朝食を抜くと、「時計遺伝子」が飢餓の危機を感じ、身体活動を低下させてエネルギーを脂肪に換え、蓄えてしまうのです。

時間 栄養学への変化とは

時計遺伝子の発見は、栄養学の世界をも変えました。

それまでの

「1日に何をどれくらいの量、食べればいいのか」という考え方
↓ ↓ から ↓ ↓
「1日のうち、いつ、どんな速さで、どんな順序で、何を食べるか」

という時問栄養学の考え方に変わったからです。

この時間栄養学により、これまでわかっていなかった時間と栄養の関係も明らかになったのです。

そのひとつが朝食を食べることの大切さです。

 

「どうして、朝食を抜くと太るのか」という質問に対する答えは、時間栄養学の研究のなかで解明されてきたのです。

 

なお、以下の記事も参考になるでしょう。

朝食抜きは太る!体内時計をリセットし活動モードに変える食事とは?

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