コレステロール値について|病気との関係は?適正値とは?高いことの影響は?

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中高年になると、「コレステロール値が高いから肉は食べない」という方が多くいます。

しかし、コレステロールの高いことはそれほど悪いことなのでしょうか?

ここで科学的にしっかり見極めておきたいと思います。

そのため、

  • コレステロールと病気の関係や
  • コレステロールの適正値、
  • 中高年のコレステロールが高いことの影響

についてご紹介します。

コレステロールと病気の関係は?

コレステロールと個別の病気の関係を明らかにしようとする追跡研究は数多くあります。

でも、超高齢化社会の現代において最も重要なのは、個別の病気への対策ではなく、さまざまな病気にかかりにくい最適なコレステロール量です。

つまり、さまざまな病気にかかりやすくなる中高年にとっては、それらさまざまな病気に対応できるコレステロール値の適正値を明らかにすることが大切なのです。

 

コレステロール値の適正値とは?

国際レベルの研究成果を総合すると

信頼のおける国際レベルの研究成果を総合すると、さまざまな病気から体を守るコレステロールの値は220~260ミリグラム/dlとなります。

この科学的見解は、コレステロールの低いグループと高いグループを分け、その後、長期にわたって追跡し、どのぐらいのコレステロールのグループから死亡者が多く出たかという研究から得られだものです。

加えて、血液中のコレステロールを薬や食事療法で下げるとどうなるかという研究成果もあります。

この種の研究成果を総合すると、コレステロールを下げると死亡率が減った病気は心臓病だけです。

そして実は逆に癌、自殺、事故死が増え、コレステロールを下げると死亡リスクはむしろ大きく上がったということがわかったのです。

健康診断のコレステロール値の基準は

現在、健康診断の血液検査などでは、総コレステロールの基準値は130~219ミリリットル/dlとなっています。

つまり、健康診断のコレステロール値とは高いとかかりやすい心臓病や脳卒中のみに照準を合わせた基準値なのです。

 

中高年のコレステロール値が高いことの影響は?

肉食を避ける必要性はある?

しかしながら、人生後半、さまざまな病気とともに生きるシニア世代になると、ごく一部の病気だけに気を配っても埒が明きません。

数値を気にするがあまり、総コレステロール値を下げるために、肉食を避けて栄養不足になってしまっては、セカンドライフはめちゃくちゃです。

そもそも、老化という変化は、総コレステロールが下がる変化ですから、さらに下げる必要はないのです。

下図に示すように65歳以上のコレステロールの理想値は健康診断の基準値より高くても良いのです。

信頼のおける世界中の科学データにもとづけば、コレステロールは220~260ミリグラム/dlに維持するのがベストといえます。

つまり、中高年にとっては健康診断でコレステロール値の高いことはそれほど悪いことないのです。

要するに、最新の研究ではコレステロール値はむしろ高めでいいということです。

 

従来の「コレステロール=悪」の背景

なお、「コレステロール=悪」と言われてきたことの背景については以下の記事が参考に成るでしょう。

コレステロール神話の崩壊:悪玉説の嘘を支える利益構造とは?

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